「のぞみが一番」も大ウケ!渡部建“新幹線ネタ”が「連続炸裂」で確立しつつある“芸風”の現在地
9月14日配信のバラエティ番組「チャンスの時間」(ABEMA)での緊急企画「まだ許されていなかった 渡部の謝罪会見をやり直そうSP」で、「今回の騒動とかけまして…」と謎かけを振られたお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建。「今回の騒動とかけまして。新幹線と解きます。そのココロは、“のぞみ”が一番」とやって、スタジオで大ウケするなど、 復帰後の自虐ネタがここに来て波に乗ってきた感がある。9月11日放送回でゲスト出演したラジオ番組「ナイツ ザ・ラジオショー」(ニッポン放送)では街中や「新幹線」車内での“厳しい視線“を嘆いてみせた。
ナイツ(塙宣之、土屋伸之)がパーソナリティを務める同番組は、2020年より放送開始。今年で5周年を迎えたが、ちょうど5年前に妻で女優の佐々木希を裏切る不倫騒動を起こした渡部は「(5周年なのは)知ってるよ?オレもちょうど5周年。私も2020年6月よ。5年前なのちょうど」とさっそく自虐。さらに現在でも世間の風当たりは強いままとしたうえで、「写真の盗撮。例えば街中のLUUP(電動キックボードのシェアリングサービス)とかあるじゃん?電動の。あれも乗ってたら、写真撮られて『生意気』って」とボヤいた。
「LUUP乗ってるだけで?」と土屋が驚くと、渡部は「『反省してない』って(言われる)」と苦笑。また、新幹線で仙台からの帰りに買った牛タン弁当にまつわる出来事として、「温かくなるやつあるじゃん。加熱式の(ヒモを)引っ張って温めるやつ。あれも写真撮られて『生意気だ』って。加熱式の弁当を。新幹線で弁当温かくして。マジだからね?これ。オレも生きづらいよ、もう」と、あらゆる行動が突っ込まれると吐露した。
塙が「最高のネタ!うらやましい!」と“嫉妬”すると、渡部は、さらに、「オレ、5年経ってさ、もう加熱式弁当は許してよ。外車も乗らないし、タクシーもやめて、やっとLUUPなわけよ。だからLUUPを封じられちゃったら、もうないんだよ、移動手段が。徒歩しかない」「でも、徒歩も徒歩で、汗だくで歩いてたら『アイツは反省をアピールしてる』って。しわくちゃのTシャツ着ただけで言われるんだから。『わざと演出してる、アイツは』って」とまくしたてたのだった。
「渡部は20年6月の複数女性との不倫醜聞報道以降、長期謹慎を経て22年に復帰したものの、いまだに地上波テレビでの本格的な活動は難しい状況が続いています。そんな渡部が見出したのが、消えない嫌われっぷりを逆手に取り、笑いに変えることでした。今回の牛タン弁当ネタもリスナーからは同情する声も目立ち、持ち前のトーク力で、少しずつですが、世間の視線が和らいでいるのは確かなようです」(テレビ誌ライター)
“生きづらさ”を自虐しネタにするという唯一無二の芸風を確立しつつあるのかもしれない。
(木村慎吾)
