二宮和也 道枝駿佑に独特感性全開の「泣き芝居」指導で例にあげた「VIVANT」俳優2人のスゴイ演技
日本アカデミー賞最優秀主演男優賞1回、同賞優秀主演男優賞に2回受賞した実績を持つ実力派俳優の「嵐」二宮和也が、「スゴイ」と絶賛して2人の俳優の名前をあげたのは、9月17日付で公開されたYouTubeチャンネル「よにのちゃんねる」。
同回では「なにわ男子」の道枝駿佑がゲスト出演。8年ほど前から親交を深めているという事務所の先輩である「Hey!Say!JUMP」山田涼介から「能力として1つもらえるとしたら?」と聞かれ、答えたのが「涙をすぐ流せるところ」だった。
「泣き芝居をやる時ってけっこう難しいなと思って。すぐ泣けないというか。だからみなさんどうやってやるんだろうなって」との道枝の質問に、1回だけなら泣けるという山田は、「これはオレじゃなくてニノさんに聞いたほうがいいと思うよ」と謙遜しつつ二宮に振った。
すると二宮は、涙を流す演技の際に、悲しいことを考えてはいないと前置きしつつ、最終的にこんなふうに答えるのだ。
「自分の中で、何となく泣く行(ぎょう)=台本の何行目か=みたいなのが決まってるの。それ(涙)の量にもよるけど、7、8行ぐらい前にピークを持ってきてるの。ずっと芝居もやってるけど、もう1個の感情論で、『まだ泣かない、まだ泣かない、泣いちゃダメだ』っていうのをずっと持っているタイプ。“まだまだまだ”って泣きを自分で引っ張っていって、ここまで持ってくるっていうぐらいクールな感じでいられる時は、だいたい泣ける」
加えて二宮が口にしたのは、「あと、すごい人(とやることだよね」と2人の名前とその演技を例にあげたのが、2023年7月期のドラマ「VIVANT」(TBS系)のワンシーンだった。
「堺(雅人)さんと役所(広司)さんと3人で…もうベキが捕まるみたいな時に、最後に親子で話すみたいな3人のシーンがあったんだけど、2人のやり取り見てるだけで感動しちゃうみたいな」
同ドラマでは、役所広司が堺雅人演じる主人公・乃木憂助の父親でテロ組織のリーダーであるノゴーン・ベキを、二宮はその組織のナンバー2・ノコルを演じた。
二宮の「泣き芝居の説明」も独特の感性全開の神がかった理論だが、その二宮を芝居の中で感動させてしまうやり取りを見せるとは、堺、役所には改めて恐れ入った…。
(所ひで/YouTubeライター)
