【子ども“あるある”シリーズ】~前編~競争心がなくマイペース!「一人っ子」の人物像とは?
「子ども」と一言でいっても、性別・性格・世代・育成環境などによって各々違いがあります。多様化の時代だからこそ「子どもだから……」と一括りにせず、個性を認めつつ接していくのが大人たちの義務。そんな理解ある大人になるために、現在の子どもたちをさまざまな視点からチェックしてみましょう。(全4回の1回目)
「自分は一人っ子だからこんな性格になった……」というセリフをよく聞きます。確かに、兄弟姉妹の有無が性格形成などに及ぼす影響はあるでしょう。そこで今回は、そんな一人っ子の“あるある”をみていきましょう。
一人っ子は兄弟姉妹という身近なライバルがいない環境で育ったことから、「競争心が低く、何事もマイペースで進めてしまう」傾向にあるといわれます。競争心の高い人からみれば、「のんびりしている」ように見えるのかもしれませんね。
一人っ子は親以外と食卓を共にする機会が少ないことから、競争心に加えて何かに気を取られたり食べることへの集中力が散漫になったりして「食べるのが遅い」といわれています。友人と一緒のランチシーンひとつとってもマイペースで食べる傾向にあり、「迷惑をかけてしまう……」こともあるようです。
幼いころから一人で遊んできたこともあり、「一人遊びが大の得意」という人も多いようです。大人になってからも一人で楽しみを見つけられる強みになるならいいですが、コミュニケーション力という面でいえば心配になることもありますね。
一人遊びが上手いということを言い換えれば「孤独でも大丈夫」ということ。孤独に慣れているので、「とくに一人になってもそれは普通のことで、寂しさを感じたり気が滅入ったりすることは少ない」かもしれません。
一人っ子の人たちがこぞって口にするのが、「人と同じことをするのが嫌い」ということ。一人っ子だからこそ周囲とは迎合せず、独立独歩で我が道を行くスタンスの人が多いのかもしれませんね。
いかがでしたか? あくまでも一般論ですが、ぜひ子どもたちと接するときの参考にしてみてくださいね。
