香川真司が世界最高プレーヤーのJリーグ上陸を“スクープ”!「『いつかセレッソ大阪でプレーする』って」
元サッカー日本代表MF香川真司が“世界最高”に輝いたパリ・サンジェルマン(PSG)所属のフランス代表FWウスマン・デンベレに対し、元同僚の立場から祝福のメッセージを送った。
デンベレは現地時間9月22日に発表された世界年間最優秀選手賞「バロンドール」を初受賞。昨季は53試合35ゴール14アシストの戦績でPSGのエースストライカーとして覚醒し、前線からの積極的なプレッシングでチームを鼓舞。欧州チャンピオンズリーグも制したことで、28歳にして初の“世界最高”に選ばれた。
そんなデンベレと2016-2017シーズンにドイツのドルトムントでチームメイトだったのが、現J1・セレッソ大阪の香川だ。当時のデンベレは19歳で、まだ荒削りのプレーが目立ち、一部で「気まぐれドリブラー」などと呼ばれていたが、直近数年で大きく飛躍した。香川はサッカーメディア「FOOTBALL ZONE」(9月24日配信)の取材に応じ、バロンドールを初受賞した元同僚について「遅いぐらいでしょ、取るの」とコメント。若くして注目されるも、20歳で移籍したバルセロナでは多くの批判も浴びてきたデンベレを「メディアにも叩かれて、悔しい思いもしたと思う。きっとあの涙(の理由)はそこにあると思う」と、セレモニーで涙を流したことに言及した。
また、“未完の大器”状態が長く続いていたことには「ポテンシャルから見たら、今まで見てきたなかで彼ほど練習で衝撃を受けた選手はいない。その選手が苦しんできたことを考えると、本当に『おめでとう』という言葉しかないね。ポテンシャルはとんでもないですよ。左右両足で、あんなにトップスピードでドリブルできるやつ、見たことなかった」と語り、才能の面では9年前から飛び抜けたものがあったという。
「さらに香川は、元同僚というコネクションで得られた“新情報”も明かしてました。何でも、現在も連絡を取り合っているデンベレから昨年時点で『いつかセレッソ大阪でプレーする』と言われていたとか。『いつかバロンドーラーを迎えられるように、準備をしたいなと思います』とも話し、ワールドクラスの選手によるJリーグ上陸の可能性を示唆。もちろん、リップサービスのニュアンスもあるのでしょうが、かつてセレッソには、ウルグアイ代表として2010年南アフリカW杯で得点王に輝いたFWディエゴ・フォルランを獲得した実績があるので、ファンからすると大きな期待を抱いてしまいますね」(スポーツライター)
21歳にしてドルトムントで大ブレイクするも、その後は長いスランプに悩まされたことがある香川にとって、同じく紆余曲折のキャリアを経てきたデンベレの栄冠は感じるものが多かったに違いない。
(木村慎吾)
