個人でも企業は買収できる!近年の副業トレンド「個人M&A」ってどういうこと?
副業を解禁する企業が多くなり、会社に勤めながら起業して自己実現を図っている女性が増えているようです。さまざまな業種がありますが、近年は「個人M&A」なる副業が話題になっています。詳しくみていきましょう。
M&Aは企業間で行われる買収や合併のことですが、実は近年、個人が企業や事業を買収するのがトレンドになっているとか。このときに役立つのが、事業や会社を買いたい人と売りたい人をつなぐマッチングプラットフォーム『TRANBI』。個人でも利用できるそうです。
こうした環境も整備されつつあることから、個人参入のハードルが下がっているようです。「自分もいつかは独立したい!」と夢に向かって頑張っているなら、これも選択肢の一つかもしれませんね。

TRANBIを利用して副業で個人M&Aを行い、事業を成功させた女性がいます。当時20代だった合同会社ろけファン代表の華井玲奈さんです。
普段はIT企業に勤めており、マーケティング職を経験しつつキャリアアップを続けてきた中、コロナ禍で副業の収入減に見舞われたのをきっかけに、地方都市のレンタルスペース運営の新規事業にチャレンジしようと決意したそうです。
そこで、内装の作り込みや家具の手配などが不要だったことに加え、現在の業績や評価が分かっていることにも利点を感じてM&Aを選択。売り手側とうまく金額交渉を行った末、最終的な譲渡金額は希望譲渡価格の半額ほどに落ち着いたのだとか。
買収後は、利用者目線で内装をリニューアルし、持ち前のスキルを生かしてサイトのSEO対策などをしながら意欲的に事業をスタート。その甲斐あってか、運営開始からたった3ヵ月で売上が倍増したそうですよ。

個人でここまでできるのはスゴいですよね。もちろん、華井さんにスキルや情熱があったからこそですが、マッチングプラットフォームという環境が整っていたことも成功の秘訣といえそうです。興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。
