【「DOWNTOWN+」ついに配信】改めて思い出された「ダウンタウンDX」終了の経緯説明の“違和感”
11月1日からついに有料配信サービス「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」がスタートする笑いコンビ・ダウンタウン(松本人志、浜田雅功)。次は2人そろっての地上波番組での復帰が叶うかも話題になりそうだが、そんな中で、改めてファンの頭をよぎっているのが、読売テレビの人気長寿番組「ダウンタウンDX」の終了についての違和感のようだ。
1993年から約32年間放送されてきた「ダウンタウンDX」は、昨年1月に松本が活動休止に入って以降、浜田が1人でMCを務める格好となっていたが、今年6月についに番組が終了。最終回には松本だけでなく浜田も登場せず、同番組に多く出演してきた馴染みのあるタレントたちだけで“思い出トーク”を披露して終わるという異例の最後だった。
同番組の終了について、さる9月24日の社長会見で、松田陽三社長は「32年間の長期間、支えていただいた。感謝の言葉しかございません」とダウンタウンへの想いを述べた。が、終了となった背景としては、松本の休止のほか、浜田も3月に体調不良で休養したことで、「やはり『ダウンタウンDX』は2人のボケとツッコミがないと成立しない番組だ」との声があったと説明。その後、吉本興業との話し合う中で、6月の番組終了が「4月より前の段階」で決まったという。また、最大の要因は松本の活動休止が予想以上に長期間してしまったことだと語っている。また、読売テレビが今後、ダウンタウンの出演する新番組を制作するかどうかは「今のところ、話はございません」とし、「ダウンタウンDX」最終回に2人の姿が映らなかったことには「番組制作に関してはスタッフが一生懸命考えて最善の番組を作ることだけを考えていた」と説明している。
「松田社長は『ダウンタウンのボケとツッコミの面白さが番組最大の売り物』とも語っていましたが、視聴者やファンからすると、最終回で番組MCである松本と浜田の両者がいっさい映らないまま終わってしまうという放送はやはり異様に思えたはず。松田社長のコメントには、そうした“異常事態”へのファンが納得できる説明はなかったととられたようですね。ネットには『まるで円満に番組が終了したみたい』『ダウンタウンファンはあの最後の扱いを忘れません。回想シーンで、ダウンタウンの写真じゃなく、イラストを使うとかおかしい』『本当にダウンタウンに感謝してるなら、あの最終回の異常さがより際立つ』などの指摘が続出。一方、松本の扱いに関して、読売テレビとは全く対照的となったのは、『水曜日のダウンタウン』や『キングオブコント』などを放送するTBSです。無料配信サービス『TVer』では、『キングオブコント』の2023年度大会で、笑顔の松本がデカデカとサムネイルに使用されています。活動休止以降、地上波やそれに関連するコンテンツで松本の姿を見られる機会が激減していることもあり、このサムネイル画像には『TBSのバラエティー班は最高だな』『笑いの神様が満面の笑みで笑ってる。この画像、最高すぎる』などと喜ぶファンの反応が見られました」(テレビ誌ライター)
ネット配信へと主戦場を移すと目されている松本と浜田。ダウンタウンの名が冠された地上波番組についてもその成り行きが注視される。
(木村慎吾)
