【良いこと悪いこと】本編最終回で完結させずに「その後はHuluで」にあがる「これは詐欺またはいじめ」大ブーイング!
12月30日に最終回を迎えた「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)。第10話となるこの日のタイトルは「はじまり」。予想されていた通り、今國一成(戸塚純貴)と東雲晴香(深川麻衣)は瀬戸紫苑(大後寿々花)とタクト学園で知り合った同級生だった。もちろん、すでに逮捕されている警視庁捜査一課の宇都見啓刑事(木村昴)の「共犯」だ。いじめられたことで将来に夢を持てなくなっていた2人は、小学5年生・11歳でタクト学園に転入してきた紫苑(吉田帆乃華)と出会い、夢を持てるようになり、ピアニストになる夢を叶えた紫苑(大後)が自殺したことをきっかけに、宇都見(木村)とともに連続殺人計画を思い立ったようだ。
この日の朝、「ZIP!」(日テレ系)に番宣のため生出演した間宮祥太朗が「夜9時52分に注目」と語り、ラストシーンに対する期待が高まっていたが、これは視聴者を気分が悪くなるほど不快にさせるだけだったと言っていいだろう。なぜなら、キングこと高木将(間宮)らのいじめがきっかけで始まった連続殺人事件だったことが判明し、今度はキングの娘・花音(宮崎莉里沙)に対するいじめがはじまったのだ。猿橋園子(新木優子)がどの子と呼ばれ、鷹里小の体育倉庫に閉じ込められ、大人になっても閉所恐怖症が治っていないきっかけを作った事件と同じように、現在の鷹里小の体育倉庫に閉じ込められ、怯えている花音が画面に映し出されると、そこに「大丈夫?」の声とともに体育倉庫の扉が開き、光が差し込んできてドラマは幕を下した。声から考察すると、花音が第5話でケンカをし、その後に仲直りをした「リョーマくん」が扉を開けたと思われる。
花音に対する苛烈ないじめが始まるかと思わせておいて、いじめがなくなることはないが、少しは良いほうに進みました、という終わり方だったが、ネット上には不満の声が続出。伏線回収のない、スッキリしない最終回だったことと、最終回の「その後」を描いたHuluオリジナルストーリー 10.5話の独占配信がアナウンスされたからだ。
「また、続きはHuluでパターンかよ」「これはもう詐欺だよね。またはいじめ」「いじめの連鎖と同じ日テレHulu連鎖」「胸糞悪すぎる」といった大ブーイングとなっているが、日本テレビが連ドラ最終回後に「続きはHuluへ」と誘い込むことは、改められることはないのか…。
(森山いま)
