キアヌ・リーブス(52)は落ち着いて子供を持つにはもう「遅すぎる」と感じているという。1999年12月に恋人ジェニファー・セイムが妊娠中であった娘エヴァちゃんを死産し、ジェニファー本人もその後交通事故で他界するという辛い過去を持つキアヌは、今後家族を持つという考えをすっかりあきらめているようだ。
英版エスクァイア誌のインタビューで落ち着いて家庭を持つ気があるかと尋ねられた際、キアヌは「僕はもう遅すぎるよ‥‥そんなチャンスはないね」「僕は52歳だよ。子供なんて持つことはないよ」と答えた。
しかし最近になって自分が歳をとってきたという事実を受け入れ始めたというキアヌは、人生で出来るだけのことはしておこうと考えているようで、「お決まりなんだけど、死というものや歳を取るということを、やっと受け入れられるようになってきたところなんだ」「死ぬ前にやっておかなきゃいけないことの量を考えるとすごいよ。すごくありふれているし、恥ずかしくもあるんだけどさ」「『しまった、いつの間にこんなに時間が経ってたんだ? なんでこんなに変わっちゃったんだ? 僕にはどれだけの時間が残っているんだ? 何をし忘れた?』っていうようなことばかりだよ」と話している。
1994年に法律違反の薬物取引の罪で逮捕された父サミュエルとは13歳を最後に口をきいていないキアヌだが、中国系ハワイ出身アメリカ人の父とイギリス出身の母パトリシアに似ているところがあると考えているようで、「僕は父のことはあまり知らないんだけど、ある種のユーモアのセンスは似ているところがあると思うんだ。世界に対する見方がさ。それにうちの母はイギリス人なんだけど、こだわりがあるんだよ。だからそれは僕がこだわりみたいなものがある理由じゃないかと思うんだ」と語った。