主演を務めるミュージカル「音楽劇 マリウス」が、3月6日に開幕する今井翼。“タキつば”としてのパートナーである滝沢秀明とは、90年代の“ジャニーズJr.黄金期”の2枚看板だった。
この2人、赤い糸でつながっていたと言ってもいいぐらいの偶然で結び付けられている。「同じ13歳でジャニーズ事務所に入所しているんです」と教えてくれるのは、アイドル雑誌の取材記者。ほかにも多くの“偶然”があると証言する。
「同じ年齢で入所しただけなら珍しくないかもしれませんが、なんとオーディションを受けた年月日まで同じ。滝沢は中学生のときに『木曜の怪談』(フジテレビ系)でデビューしたんですが、のちに、今井も同番組でデビュー。川野直輝を加えた3人は、“怪談トリオ”と命名され、Jr.のイチ押しとして売り出されました」
成長するにつれ、川野は退所。残った滝沢の人気はグングン高まり、今井と歴然とした差が開いた。当然、事務所は滝沢の歌手デビューを画策。だが、本人は頑として拒否。今井の行く末を案じたからだ。結局は、2人そろって05年にデビュー。時を同じくして、今井は「PLAYZONE」、滝沢は「滝沢演舞城」や「滝沢歌舞伎」などのミュージカルシリーズで開眼していった。
20代では溝が生まれることもあったという。先の取材記者は続ける。
「このままではいけないと、大人になった今井がタッキーの30歳の誕生日に食事に誘って、初めて私生活で一緒にご飯を食べたそうです。その後は、今井くん行きつけの銀座の高級クラブにも足を運んでいます」
“助け愛”精神で、ジャニーズ歴22年。36歳になる今年も2人の友情に変わりはなさそうだ。
(北村ともこ)