ジャニーズには、古くは近藤真彦や少年隊の時代から、先輩が後輩におごるというしきたりがある。おごられた後輩は、テレビなどで話すことによって、先輩の株を上げるという暗黙の習わしも同時にあるのだ。
しかし、Kis-My-Ft2兼、舞祭組(ブサイク)・二階堂高嗣はその逆を行く。後輩のSexy Zone・松島聡にごちそうしまくっておきながら、全部が折半だとみずから言い張り、セコいイメージを植えつけているのだ。事情に詳しいアイドル雑誌の現役ライターに話を聞いた。
「“フラットな関係でいたい”という理由で、食事はワリカン、電車で帰宅させるそうです。メンバーの北山宏光はその話を聞いて、ドン引きでした。でも、実はすべてが真逆。松島は自身がパーソナリティーを務めるラジオで、“毎回ちゃんと払ってくださるし、タクシー代も出してくれる。電車で帰らされたことはない”と真実をカミングアウトしています」
二階堂がバラエティ番組で見せる、セコくておバカなイメージが崩れているのだが、いい人エピソードはさらに続く。松島が風邪をひいたとき、「大丈夫か?」と心配するメールを何度も送信して、自宅におかゆを届けにいったこともあるという。しかも夜中にもかかわらず届けたというから驚かされる。
「松島は家族と同居していますが、そのときはたまたま家族が不在。二階堂くんは、優しいお父さんのように接してくれたらしいですよ」(前出・アイドル誌ライター)
ジャニーズJr.、キスマイの初期は人見知りを隠すために、悪ぶっていた二階堂。しかし、バラエティや司会で大成を収めた中居正広の背中を見て育ったため、キスマイの二枚目担当は玉森裕太と藤ヶ谷太輔に任せ、自身は三枚目に徹する決意を固めた。松島の告白によってセコいキャラクター設定は崩壊したが、逆に男を上げたことは確かだ。
(北村ともこ)