10月2日にスタートする17年度後期のNHK連続テレビ小説「わろてんか」にて、女優の葵わかながヒロインに抜てきされた。葵は12~14年にアイドルユニット「乙女新党」のメンバーとして活動していたが、当時の“党員(ファン)”からは「まさか葵が選ばれるとは‥‥」という驚きの声もあがっているようだ。その理由をアイドル誌のライターがささやく。
「一部には元アイドルの起用に驚く声もありますが、05年の『風のハルカ』ではアイドルユニット・BOYSTYLEの水野ハルカが在籍中のままヒロインに就任した前例があります。それよりも乙女新党のファンが驚いているのは、日本テレビの色が付いている葵が、NHKの朝の顔に選ばれたからなんですよ」
葵の所属していた乙女新党は、日本テレビのバラエティ番組「ようこそ!東池袋ヒマワリ荘」が結成のきっかけ。1stシングルは同局で放送されたアニメの主題歌で、他のシングルも「PON!」のエンディングテーマに使われていた。しかも所属レーベルは日本テレビ子会社のバップと、まさに「日テレ発のアイドル」だったのである。
「かつてのNHKなら民放の色が付いたタレントは敬遠していたはず。ただ葵サイドも日テレ色の払しょくには気を遣っており、アイドル卒業後は『表参道高校合唱部!』(TBS系)や『女優堕ち』(BS朝日)など他局のドラマにも積極的に出演し、2月公開の出演映画『サバイバルファミリー』もフジテレビの制作です。今ではもう葵と日テレを結びつけて考える人はほとんどいないでしょうね」(前出・アイドル誌ライター)
これで「わろてんか」が大ヒットすれば、葵も“元アイドル”から“朝ドラ女優”にジョブチェンジできるはず。今春から慶大に通う才色兼備の彼女には、大きな期待が寄せられそうだ。
(金田麻有)