ボーカルの川谷絵音が未成年の女性タレントと飲酒したことが原因で、昨年12月に活動自粛を余儀なくされたバンド「ゲスの極み乙女。」に新たな動きだ。発売を延期していたアルバム「達磨林檎」が5月10日にリリースされ、その発売記念ライブを同日にZepp東京にて開催するというもの。この“活動再開”にファンから歓迎の声があがるなか、一部のファンからは悲鳴も聞こえてくるという。音楽ライターが耳打ちする。
「今回のライブが復活ののろしではなく、バンド活動を終了させるための“禊”だとの噂が立っているのです。というのもゲス極は昨年末に所属事務所・スペースシャワーネットワークとの契約が終了し、現在は無所属。火中の栗を拾うような事務所はそうそう出てこないでしょう。一方で発売延期中のアルバムについては制作コストを回収する必要があります。それゆえ今回のリリースにより、レコード会社のワーナーミュージックにかけた迷惑を清算するというわけです」
そもそも今回の発売記念ライブは名目こそ“ライブ”となっているものの、その実態はCDのリリースイベントだ。当日に会場でアルバムを購入するとくじ引きができ、当選した人のみが入場できる仕組み。要するに「購入者限定ライブ」の一種であり、入場チケットは発売されないのである。
「会場費や人件費で100万円超の経費は掛かるものの、2000人超のキャパがあるZepp東京ならアルバムも数千枚は売れるでしょうから元は取れるでしょうね。これで勢いが付けば全体的なセールスも伸び、前作『両成敗』の初週7万枚超に近い枚数も期待できるかもしれません。これでワーナーミュージックに対する禊が済めば、晴れて解散を発表することもできるでしょうね」
4月2日にはゲス極の公式ツイッターにて、メンバー4人が久しぶりに顔をそろえた画像を公開。しかし川谷が自分のツイッターでもアルバムの発売情報をアップしているのに対し、美人ドラマーとして人気のほな・いこかは自らのツイッターを半年近くもほったらかしのままだ。そんなメンバー間の温度差も「5月のライブが禊」説に拍車をかけているのかもしれない。
(金田麻有)