芸能人の美のヒケツとしてよく紹介されるのが、「発酵食品」を食べること。たとえば、永作博美さんや井川遥さんは甘酒をほぼ毎日飲んでいると言い、天海祐希さんは味噌や納豆、ぬか漬けなどを積極的に食べているのだとか。石原さとみさんや水川あさみさんも、ぬか漬けにハマっているといいます。
こうした発酵食品を美容のために積極的に食べるのが「菌活」。納豆や味噌、ぬか漬け、塩麹、甘酒のほか、チーズやヨーグルト、ピクルスなども発酵食品の仲間です。
発酵食品は美味しいうえに美容効果もバッチリ。腸内環境を整えて、美肌づくりやダイエットに力を貸してくれるのです。
菌活といっても、その菌の種類はさまざま。それぞれ見ていきましょう。
■乳酸菌
糖類から乳酸を作る菌で、漬物やヨーグルト、チーズなどに含まれています。乳酸菌は脂肪の分解を促したり、腸の働きを活性化させて便秘予防・改善にはたらきかけたりしてくれます。ただ、胃酸に弱いので、食べるタイミングは胃酸が強くなっている空腹時ではなく、食後にしましょう。
■納豆菌
納豆を作り出す菌で、「ナットウキナーゼ」という成分を含んでいます。ナットウキナーゼには、血栓を溶解させる働きがあり、これによって動脈硬化などを防いでくれると言われています。血栓は深夜~早朝にできやすいため、納豆を食べるなら時間帯は夕食時や夕食後がおすすめです。
■麹菌
穀類に繁殖する菌で、味噌や醤油、塩麹や甘酒に含まれています。食べ物の消化を促してくれたり、腸内環境を整えてお通じを良くしてくれたりという働きがあります。
■酢酸菌
エタノールを酢酸に変える菌で、酢に含まれています。酢酸は体内でクエン酸に変わり、疲労回復を促してくれます。また、内臓脂肪を減らしてくれる働きがあることもわかっています。さらに高血圧や高血糖、高コレステロールの予防にも働きかけます。
これらの菌類は3日ほどで体外に排出されてしまうので、摂るなら毎日か1日おきなどのペースにして、継続していくよう心がけましょう。