羽生結弦選手の指導にあたるブライアン・オーサーコーチ。キム・ヨナ、羽生選手と2人の五輪金メダリストを育てた名伯楽として、世界中から指導を仰ぎたいという依頼が飛び込んできているという。
「著書で言及していましたが、断るのが苦手なオーサーは一時、選手を抱えすぎて限界を感じてしまい、それからは、断る勇気をもって一定数を超えないようにしているそうです。それでも先の世界選手権では羽生選手をはじめ、スペインのハビエル・フェルナンデス、女子ではカザフスタンのエリザヴェート・トゥルシンバエワ、カナダのガブリエル・デールマン、スウェーデンのヨシ・ヘルゲソンという5カ国の選手を引き連れての参戦でした」(スポーツライター)
そんな人数の選手を一手に引き受けるオーサーだが、リンクサイドやキス&クライで選手と並ぶ時に着る衣装にも注目が集まっている。
「4月の世界選手権では、カザフスタンの選手の時だけチームジャケットを着て、あとは自分のウェアを着用し分けたそうです。本人も『五輪ではそんなわけにはいかない』と言っていましたから、着替えるだけでも大変ですよね。平昌五輪には、今回の5人のほかにジュニアからのシニアデビュー組が出場する可能性がありますから、選手の演技だけでなく、オーサーのウェアがどう変わるかも気になるところです」(前出・スポーツライター)
平昌五輪では、羽生選手の演技はもちろん、オーサーコーチの“七変化”にも注目だ。
(芝公子)