フィギュアスケート界のレジェンド・浅田真央が引退を発表し、翌朝の各局のワイドショーはこのニュースで持ち切りだった。
とりわけ話題をさらったのが「あさチャン!」(TBS系)に出演した元フィギュア選手の織田信成。出演中、終始号泣していたのだ。
「織田は最初から泣きはらしたような目で出演していたのですが、コメントを求められると『引退と聞いてすごく寂しい』と涙を流し、演技について聞かれてもハンカチを顔に当てて嗚咽。夏目三久アナが、浅田のコメントがとても前向きなことを指摘すると、なぜか織田も泣き笑いでした」(女性誌記者)
織田の泣きキャラは定番だが、今回の涙はファンにとって特別だったようだ。
「浅田引退の速報がテレビで流れると、魂が抜けたようになったファンが少なからずいたそうです。そんな悲しみでいっぱいの気持ちを、浅田選手の苦労を間近に知っている織田が代表してくれた。あの滂沱の涙を見てスッとした、慰められたというファンが多かったようです」(スポーツライター)
中国の葬儀では、家族や遺族のかわりに泣き、慰め、厄を払う「泣き女」が存在するという。織田が「泣き男」となって、浅田のこれからのために厄払いをしたのだと思えば、縁起のいい涙にも思えてくる。
(芝公子)