4月10日に引退を表明した浅田真央に、早くもテレビ各局が動き出している。狙いは2018年の平昌五輪キャスターの起用。しかも、真央と同じマネジメント会社に所属する姉の浅田舞と“姉妹キャスター”を目論むテレビ局まであるようだ。
この動きに「穏やかでいられないのは荒川静香だ」と、スポーツライターは言う。
「2006年トリノ五輪で金メダルに輝いた荒川は、その後に行われた北京、バンクーバー、ソチ五輪でメインキャスターを務めてきました。ですが、平昌五輪のキャスターを浅田姉妹に奪われるのは、内心穏やかではないと思います。なぜなら、人気はともかく、荒川は金メダリスト。真央は銀メダリストです。メダルとしては格下の真央にキャスターの座を奪われるのは、荒川のプライドが許さないでしょう」
五輪中継の大半はNHKが放送するが、残りの放映権は競技のジャンルごとに5つのグループに分割し、今年10月頃の抽選会で民放5社に振り分けられる。
「これまで『世界選手権』『全日本選手権』に荒川をキャスターとして放送してきたフジテレビがフィギュア枠を取ったとしたら、相当悩ましいですよね。松岡修造をキャスターとして『グランプリシリーズ』『国別対抗戦』を放送してきたはテレビ朝日がフィギュア枠を獲得したら、間違いなく浅田をキャスターに起用するでしょうね」(前出・スポーツライター)
平昌五輪のメインキャスターを誰が務めるのか。水面下の争奪戦は熾烈を極めそうだ。