4月14日にスタートしたドラマ「人は見た目が100パーセント」(フジテレビ)にて、ブルゾンちえみの演技に対する注目度が増している。ドラマ初挑戦ながら固さを感じさせず、よどみないセリフ回しは劇団所属経験のたまもの。メーンキャストの桐谷美玲、水川あさみを向こうに回して、回を追うごとに存在感を増している。だがそのブルゾンが目立つことで、ドラマに大きな影響が出始めたというのだ。テレビ誌のライターが解説する。
「肝心のストーリーがまったく世間に届いておらず、内容についての感想がほとんど聞こえてこないのです。本作ではブルゾンの演技が達者なことと、主演の桐谷美玲がブスを演じても現実味がないという2点だけが話題になっているのが現実。このままではブルゾンの起用が諸刃の剣だったという評価にもなりかねません」
そんなブルゾン人気の突出ぶりは、別の面でも悪影響を及ぼしているという。テレビ誌のライターが続ける。
「マンガをベースにしたドラマでは原作ファンからの支持も重要。本作では太めのキャラにブルゾンがぴったりとの賞賛も集まっており、ここでもブルゾン頼みの構図となっています。彼女にとって最高のドラマになることは確実ですが、ドラマの内容にはもはや誰も関心がないのかもしれません」
この調子では「主演・桐谷美玲」の看板を下ろして、「主演・ブルゾンちえみ」に書き換えたほうが分かりやすいのかもしれない。
(白根麻子)