“アラフィフ”を迎え、女優としてテレビやCMで再び脚光を浴びている斉藤由貴。80年代アイドルとして一斉を風靡。NHKの朝ドラ「はね駒」で国民的女優にまで上り詰めた斉藤だが、結婚して3児の母となり第一線から離れていたにも関わらず、なぜ復活することができたのか。
「5年前、テレビを観ていた斉藤のお父さんに『背中が丸いな』と指摘され、一念発起。3カ月で11キロのダイエットに成功しました。アラフィフになると痩せると顔がシワっぽくなったりするものですが、彼女の場合は昔の美貌を取り戻しましたね。
じつはこの業界には、アイドル時代の斉藤のファンだったと公言するスタッフが多いんです。去年のNHK大河ドラマ『真田丸』を書いた三谷幸喜や、『ごめんね青春!』(TBS系)を手がけた宮藤官九郎もその一人。斉藤はどちらのドラマでも重要な役を演じています。売れっ子脚本家からお呼びが掛かったことも、再ブレイクのきっかけになりました」(テレビ誌記者)
ダイエット中は、プロテイン、コラーゲンとビタミンサプリだけ。1日のカロリー摂取量はわずか300キロカロリーという過酷なダイエットで、実質2カ月で10キロの減量に成功。その女優魂には、頭が下がるばかりだ。
「太っていた頃は、安心できるお母さん役ばかりでしたが、痩せてからは悪女や危ない恋に走る主婦など、演じる役柄にも幅が出てきました。元々コメディエンヌのセンスは抜群でしたから、今のアラフィフ世代で最も演技力のある女優と言っていいでしょう。
女優以外にもラジオのパーソナリティーやナレーション、バラエティ番組にも引っ張りだこ。NHKホールで行われたロックフェス『The Covers’Fes.2016』にも出演してヒット曲『卒業』を披露しています。往年のファンとしては、音楽活動にも力を入れてほしいですね」(放送作家)
このままの勢いが止まらなければ、「卒業」「夢の中へ」といった大ヒット曲を引っさげて、ツアーを回る日がやってくるかも?