今年2月から、乳がんの治療で休養中の女優・藤山直美が、復帰作の予定だった東京・日比谷のシアタークリエ10月公演「ええから加減」を降板する。医師から「今しばらくの療養が必要」と診断され、それに従った結果だ。
代わって上演されるのは、高畑淳子主演の「土佐堀川 近代ニッポン-女性を花咲かせた女 広岡浅子の生涯」。これは、NHKの朝ドラ「あさが来た」で波瑠が演じた広岡浅子の物語。高畑は「直美さんにご恩返しできるなら何でもやらせていただきます」と意気込んでいるという。
だが、高畑主演の作に変更ということで、ネット上では「最悪の代役」「なんでこの女を使うかなあ」「広岡浅子の当たり役は波瑠しかいない」「『息子は無実・潔白』と被害者面してる人を出すな」等の声が噴出するなど、まだまだ世間の目は厳しいようだ。
息子の不祥事後の舞台「雪まろげ」は大盛況と報じられたが、芸能ジャーナリストによると実際はちょっと違うそうだ。
「通常舞台のチケットは、公演自体が中止、もしくは延期でない限り、払い戻しはほぼできません。すでに購入していた人は、1万円超えの高額チケットを無駄にしたくなくて観に行った人もいました。実際に空席も目立ちました」
では、10月の舞台は大丈夫なのだろうか?
「このところ高畑は、取材記者に『息子は無実です』と怒鳴るなどの言動で、ファンが離れています。また、舞台宣伝を絡めたテレビ番組出演も厳しい状況。満席にするのは難しいでしょうね」
女優としては素晴らしいが、高畑の人間性が問われる舞台になりそうだ。