グラミー賞歌手のリアーナが、シリア難民に毛皮のコートを寄付するよう動物愛護団体から求められている。「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」は、リアーナがクリスチャン・ディオールによる2018年のクルーズ・コレクションのファッションショーで同ブランドのひざ下丈の毛皮のコートを着用していたことを批判、その毛皮のコートをシリア難民のような本当にそれを必要する人々に寄付するよう求める手紙をリアーナに送った。
PETAのスポークスマン、アンドリュー・バーンスタイン氏は、その手紙の中でこう訴えている。
「我々は先週のディオールのイベントで、毛皮を着ているあなたを見てがっかりしたというファンからのたくさんのコメントを目の当たりにしました。我々のように彼らも、あなたが毛皮を持つことをやめ、何も殺さずに魅了できるようなスタイルを選んでくれることを願っています。
さらに、あなたの毛皮を我々に寄付することをお願いしたい。すべての毛皮のアイテムが、狐、ミンク、コヨーテなどにすさまじい痛みを与えることになります。毛皮産業により、たたかれ、感電死させられ、毒ガスを見舞われ、しばしば生きているまま皮を剥がされます。さらに、毛皮は人間にも大きな損失をもたらします。
過去に我々はシリア難民やホームレスに毛皮を送ったことがありました。あなたがハーバード大学の人道主義者賞の受賞スピーチで雄弁に述べたように、このことは『ポジティブな意味でたくさんの命に』影響を与えました」
2015年、PETAは毛皮のコート約100点をフランスに住むシリア難民に送っている。リアーナは現時点では、PETAの手紙に対するコメントを出していない。