世界の富裕層が集まり、新たなアジアの中心となっているシンガポールに、なぜかいま芸能界のお騒がせ女たちが集結している。なぜだろうか?
まずは高島政伸の再婚でその名前を再び目にすることも増えた、前妻であるモデルの美元。
「離婚した翌年の13年に年下の投資家男性と再婚し、14年にシンガポールに移住しました。シンガポールは金融立国であり、投資による配当や売却で得る利益に税金がかからないということですから、ご主人の仕事に最適なのでしょう。現地で子供を出産し、悠々自適なセレブライフを送っているようですよ。お相手も“あのトンデモ騒動”を知らない外国人だという噂もありますから、まさに過去はなかったことにしている感じです」(週刊誌記者)
元フジテレビアナの中野美奈子も医師である夫の海外赴任に帯同し、13年からシンガポール在住だ。中野といえば、リポーターとして意気揚々と乗り込んだ米国のアカデミー賞授賞式でハリウッドスターたちに英語がまったく通じず、これ以上ない赤っ恥をかいていたことがいまだ記憶に新しい。苦手な英語もシンガポール暮らしでさぞかし上達したのではと思わせたのだが‥‥。
「今年春に日本の番組のアメリカロケで、現地の子供らに中野が直接取材を行うという機会がありました。久々のテレビ披露となる彼女の英語に注目が集まりましたが、肝心のインタビューはなんと日本語でした(笑)。シンガポール暮らしで英語に自信がついた、というわけではないらしい」(テレビ誌記者)
ほかに、リサ・ステッグマイヤーや、現地のセレブ男性と結婚したビビアン・スーもシンガポール在住組。浜崎あゆみや、総資産100億円とも言われる松居一代なども一時期、居住していた。
「メイドがいる生活というのがあたりまえの国なので、セレブを気取りたい層にはピッタリの国ですね。反面、本物の大金持ちはともかく、自国ではプチセレブ程度の生活をしていただけなのに、シンガポールで急激にランクが上の人間になったと錯覚をする外国人は多いようです。もちろん日本人にもそういう人たちが大勢います」(シンガポール在住の女性誌ライター)
セレブ芸能人のポジション争いが日々繰り広げられている日本の芸能界と違い、入国したとたんに“圧倒的な勝ち組”気分を満喫できるシンガポール生活。自意識過剰気味の女性タレントたちの虚栄心を満たすには、おあつらえ向きの充電場所といえるのかもしれない。
(宮崎槇)