女優の橋本環奈がテレビドラマで初のヒロインを務めることが分かった。フジテレビの7月期ドラマ「警視庁いきもの係」にて動物マニアの新米巡査役を務めるもの。この抜てきが実はVIP待遇だというのである。テレビ誌のライターがささやく。
「同作が放送される日曜9時枠では今期の観月ありさ、1月期の小雪、そして昨年4月期の芦田愛菜など、大物女優を次々とヒロインに起用しています。つまりフジテレビはヒロイン未経験の橋本を観月らと同格で迎えたということ。まさにVIP待遇です。フジ側としては、看板ドラマの月9でさえヒロインを引き受けてくれる女優が見つからないなか、知名度の高い橋本はのどから手が出る人材だったのかもしれません」
ただこの日曜9時枠も、月9に負けず劣らず低迷が続いている。今期の「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」は平均5.7%(第6話まで)に沈み、1月期の「大貧乏」は同5.0%、芦田主演の「OUR HOUSE」も同4.5%と大コケしている。同じ枠ではTBSもドラマを放送しており、1月期には木村拓哉の「A LIFE~愛しき人~」がヒット。今期も「小さな巨人」が同13.1%をたたき出すなど、フジが劣勢なのは明らかだ。
そんな“爆死枠”のヒロインに、大した旨みはないようにも思えるのだが。
「爆死続きの日9だからこそ、橋本は視聴率を気にする必要がないわけです。それでいて“ゴールデンタイムでのヒロイン”という肩書は得られるのですから、彼女にとっては美味しい話でしょう。芦田の評判が『OUR HOUSE』で下がったという話も聞きませんし、実績作りには絶好のヒロイン就任ではないでしょうか」(同・テレビ誌ライター)
ともあれファンとしては、橋本の警察官コスを愛でるドラマになることは確実だろう。
(白根麻子)