視聴率の低迷に苦しむフジテレビが、このところ情報番組で立て続けにミスを連発。弱り目にたたり目とは、まさに今のフジテレビのことではあるまいか。
「今月8日『とくダネ!』では、福岡県で起きた母子3人殺害事件を取り上げ、事件現場近くの近隣住民のインタビューの中で数十秒間に渡って顔を隠していたボカシが外れ、プライバシーの侵害を指摘する声が上がりました。その二日前には『ノンストップ!』で実在しないガリガリ君“火星ヤシ味”を、ネットにあった画像を誤って使ってしまい謝罪しています。また、先月末放送した『ワイドナショー』では、宮崎駿監督の“引退宣言集”に誤りがあったとして、翌週謝罪。MCのダウンタウン松本から『次にこういうことがあれば番組を降りる』と発言され物議を醸しています」(スポーツ紙デスク)
ボカシが外れたのも、ネット情報を鵜呑みにしてしまったのも、すべてはスタッフのチェックミスから起きたこと。ただ、同じ8日放送の「とくダネ!」では「拡散“フェイクニュース”の脅威」と題して、ネット上のデマ情報の見分け方を特集したため、「自虐ネタか」と視聴者に失笑されている。では、こうしたミスがフジテレビに連続して発生する理由は何なのか。
「制作費の削減からスタッフの人数が減ってしまいチェックが行き届かないと言う理由を聞いたこともありますが、問題はそれだけではない。最近の視聴率低迷から、現場は少しでも面白い情報が欲しい。そうした焦りからネット情報に飛びついて、検証せずに流してしまうケースもあるようです」(放送作家)
フジテレビの“負の連鎖”はいつまで続くのか。