「この、ハゲー」などと秘書に罵声と暴行を加え、自民党からの離党を余儀なくされた豊田真由子衆議院議員。その、すさまじい音声とともに、連日さまざまな番組で取り上げられた。6月25日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)でも、この話題が注目された。
ただ、同番組の場合、乱暴さにおいては引けを取らない和田アキ子が司会者。豊田議員の音声が紹介されると和田は「ちょっともう、聞いてるだけでイライラしますね、本当に」とコメントしたのだが……。
お笑い芸人の出川哲朗は、この発言に「なんかすごい他人事で言ってるけど、俺心の中では、アンタもおんなじだよ!」と猛反発。出川の怒りは収まらず「俺なんか傘で刺されてんだよ! ビニール傘で!」と、被害の一端を暴露した。
タレントの勝俣州和、カンニング竹山ら共演者が和田と出川の間に割って入るも「この人すごいのは、傘で刺す時に(周りの)マンションとか見て、防犯カメラないの確認してから、『出川、そっちだと映るからこっち来い!』って言って、そこで刺されるんですよ」と明かすと、さすがの和田も苦笑いしながら「知らない人は本気にするから!」と、単なるネタと釈明。
しかし、この出川のちゃぶ台返しに視聴者からは「よく言った! 出川」と拍手喝采。称賛の声が飛んだ。
「この日の視聴者は、豊田議員の蛮行に対して、和田がどんなコメントをするか注目していた。ところが、わが身を省みない和田の発言にガッカリしたはず。そこに出川がパンチを食らわせて溜飲を下げたんでしょう」(芸能記者)
“和田のヨイショばかり”と揶揄される同番組。和田の“裸の王様”状態は終焉を迎えているのかもしれない。