ストレス解消法といえば、体を動かしたり、ショッピングに出かけたり、好きな趣味に打ち込んだり……。みなさんにも、それぞれ好きなことでストレスを解消したことがあると思います。でも、疲れ切っているときは、そうしたストレス解消法すら実践しようとは思いませんよね。そんなときには、手軽で簡単にできるストレス解消法をみつけるのがよさそうです。
女優の杏さんのストレス解消法は「食べて寝る」ことなんだとか。食べることと寝ることは、人が生活の中で必ず行う、生きるための習慣です。それをストレス解消に使ってしまえば、確かに苦ではありませんよね。
管理栄養士の安中千絵さんの著書「おやつで痩せる」(PHP研究所刊)によれば、「食べる」こととストレスに関して、次のように解説しています。甘いものを食べると、ストレスを癒す脳内ホルモンが放出されるそうです。しかし、甘いものによる幸福感は一時的なもの。また、ボディメイクにも影響が出そうです。そこで、甘いものを食べたときのように、ストレス解消に役立つホルモンを出す方法があるといいます。それは、例えば朝に太陽の光を浴びたり歩いたりすること。たったそれだけで幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されるのだそうです。これは、甘いものを食べるよりリスクが少なく、簡単でもあるので、うまくストレス解消に使うとよさそうですね。
また、「寝る」ことに関して、国立精神・神経医療研究センター研究所部長の三島和夫さんの著書「不眠の悩みは解消できる!(2)睡眠障害と不眠症のセルフチェック」(インプレス刊)によれば、睡眠はストレス解消法の一種なのだそうですよ。杏さんのストレス解消法、どうやら的を射ているようですね。