山下智久主演ドラマ「コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐THE THIRD SEASON」(フジテレビ系)が4週続けて視聴率を下げている。初回は16.3%と好調だったが、第2話は15.6%、第3話は14%、そして、8月7日放送の第4話は13.8%まで落ち込んだ。
この右肩下がりの元凶はどこにあるのか? テレビ誌ライターは「やはり脚本家の交代の影響が大きい」という。
確かに、ファーストシーズンから観ている視聴者からは「今回のコード・ブルーは軽いな。もっとシリアスじゃないとコード・ブルーじゃない」「初回から最終回まで引っ張る継続患者の話はいらない。今そこで起きている命の危機を救う話が見たいんだ」「ヘリシーン、現場のシーンが少なすぎて、ドクターヘリの意味あるのか? これじゃただの医療ドラマ」「キャストは変わってないのに、脚本でこんなに変わっちゃうんだね。 全体的に軽くなった」など、かなり不満のようだ。
前出のテレビ誌ライターも「ドクターヘリによる救命が大前提のドラマだったのに、本旨から外れてしまった。ヘリでなければ救命できない場所だからこその緊迫感やドラマがあったはず。それが今回は、院内での物語にすり替わってしまって、ヘリによる救命は単なる一場面に過ぎません。そんな中途半端な感じが、視聴者離れの原因といえるのではないでしょうか」と話す。
このドラマによって、ドクターヘリの存在がクローズアップされ、全国で14機しかなかったドクターヘリは、50機まで配備されるようになった。社会への貢献度も高いドラマだっただけに、残念でならない。