タレントの前田敦子さんといえば、AKB48時代、実家のお母さんがつくっていた豪華な朝食が話題になりました。前田さんは毎朝、お母さんの愛情たっぷりで品数もボリュームも多い朝食を食べていたのだそうです。前田さんがスレンダーなスタイルを維持していたのは、実は、朝食はがっつり多めに食べて夜は控えめにしているという、この食事法にあったようです。このような、いわゆる「一日一快食」のメリットは、我慢をほとんどしなくてよいところ。よく、食事は「カロリーがすべて」という話も聞きますが、実は本当に食べたいものを食べたいだけ食べるスタイルが、一番痩せるという噂もあるようです。
九州大学名誉教授で医学博士の藤野武彦さんの著書「脳の疲れをとれば、病気は治る!:「脳疲労」時代の健康革命」(PHP研究所刊)によれば、肥満などの生活習慣病を解消するための原則の一つに、「快の原理」というものがあるのだそうです。そして「一日一快食」として、一日に一食は、質と量の両面で心から満足できる食事を楽しみ、ストレスを解放しましょう、と推奨されています。
「快食」のポイントは、お腹が空いているときに、ワクワクするような美味しいものを食べることと藤野さんはいいます。前田さんのように、夜は控えめにすることで、朝はより一層お腹が空いた状態になりますから、まさに「快食」を実践していたといえるでしょう。