元SMAPの香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の3人のジャニーズ事務所退所まで1カ月を切った。
一般的にテレビ局は、所属事務所と出演契約を締結しているため、タレントが独立あるいは移籍する場合、契約を結び直すか、一旦番組を終了させ新しい法人と新規契約して、新番組に起用するというのが通例だ。だが、3人のレギュラー番組については、この期に及んでも継続か終了かのアナウンスがない。
「香取の『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)だけは終了報道がありましたが、香取の『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)、草なぎの『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)、稲垣の『ゴロウ・デラックス』(TBS系)の存続は公式発表されていません。10月期の番組情報が徐々に流れてくる中、3人のレギュラー番組については厳しく情報統制されているようです」(テレビ誌ライター)
それだけ、彼らのタレント価値、所属事務所のパワー、熱狂的ファンの影響が大きいということだろう。
8月8日発売の「週刊女性」には、香取、草なぎ、稲垣が独立後に合流すると思われていたI女史のプランが暗礁に乗り上げていたことを報じている。
「Iさんは大きなスポンサーを頼りに芸能事務所を設立したようです。ところが、木村拓哉に続いてレギュラー番組の多い中居正広が残留することになり、計画が大きく狂った。ただ、3人からの信頼は絶大ですから、それぞれ個人事務所を経た後に、ほとぼりが冷めた数年後には最終的にはIさんのもとに集まるのではないかと見られています」(エンタメ誌ライター)
一説には、木村と中居がジャニーズに残ることで、独立する3人の仕事を守る“防波堤”になるという美談もあった。中居としては、メンバー以外に関わった大勢のスタッフに迷惑がかかることに配慮して、独立を思いとどまったとも言われる。
退所1カ月前にしていまだ燻り続ける「打ち切り問題」だが、はたしてどんな結末が待っているのか。10月期のテレビ番組改編は8月末から9月頭に発表される予定。ファンにとっては暑くて不安な夏が続く。