NHKの朝の連続テレビ小説「ひよっこ」で、有村架純演じるヒロインの父・実役を演じている沢村一樹。今までは“下ネタ好きのイケメン”としてバラエティ番組でも活躍していたが、このドラマに出演したことで、すっかり世間の評価が変わってきたという。
「茨城の農家で生まれ育ち、家族のために出稼ぎに出る実直で素朴な父親役が、すっかり板につきました。5日に行われた茨城県の『水戸黄門まつり』では、山車に乗って水戸市内をパレードすると、『お帰り、おとうちゃーん』と言った声援も飛んでいました」(新聞記者)
NHKの朝ドラへの出演が決まり、本人も相当な覚悟を持って撮影に臨んだという。
「沢村演じる父親・実が失踪していなくなっている間は、他の番組に出るのを控えるほどの力の入れようでした。街中で、『あっ、お父ちゃんがいた』と言われ、改めて朝ドラの影響力の大きさに驚いたと話していました」(女性誌記者)
“下ネタ好きのエロ男爵”を封印して撮影に臨んだにもかかわらず、失踪したばかりの頃は「隠していたエロ男爵としての本性が隠しきれなくなって失踪したに違いない」などとTwitterに書かれたこともあったという。
「沢村はNHKのバラエティ番組『サラリーマンNEO』で“セクスィー部長”を演じたこともあり、今回朝ドラを演じるにあたって『エロ男爵のイメージを払拭できるように爽やかに演じたい』と話していました」(前出・女性誌記者)
その甲斐あって、先月末、記憶喪失になった沢村が再登場。娘役の有村架純の頬を両手で押さえる感動的なシーンでは、「まるでラブシーンのように、ドキドキさせられました」という声も寄せられた。
50歳を迎え、見事にイメチェンを図った沢村。このままNHKのドラマに出続けていけば、次は「大河ドラマの主役」という声が聞こえてくるかもしれない。