ダイエット中というのは、どうしても美味しいものを我慢するイメージがありますが、実はそれはダイエットにはあまりよくないのだそうです。
健康番組「美と若さの新常識~カラダのヒミツ~」(NHK)によれば、美味しく食べることは、エネルギー消費量を上げてくれるのだそうです。その理由は、内臓にも舌があるからとのこと! 内臓の味覚センサーがONになって、内臓が「美味しい!」と喜ぶほど、代謝がONになるのだそうですよ。
管理栄養士の柏原ゆきよさんの著書「お腹からやせる食べかた」(講談社刊)によれば、「太るかな」「つらいな」と思いながら食べると、太りやすい体のメカニズムができてしまうのだとか。美味しく食べることが、ダイエットに影響があるとは驚きですね。
また、柏原さんによると、お腹がぽっこり出るのは、栄養が不足しているのだそう。脳が栄養不足と判断して、脂肪をお腹に蓄えるのだとか。むしろ、栄養のあるものを食べることで、太らない体がつくられていくそうですよ。
俳優の高橋克典さんはダイエット中のある日、自分を許して、サラダにバーニャカウダのソースをチョイス。バーニャカウダはイタリア料理の一つで、オリーブ油にニンニクやアンチョビなどを加えて温めたソースで食べる野菜料理。影響は少なそうとはいえ、ダイエットで油? いやいや、そう思うなかれ! どうやら高橋さん、「美味しく食べる」ことを優先したことが、逆に理にかなったダイエットだったようですね。
ダイエット成功のコツは、美味しく食べる工夫をすることにありそうです。