26日の「24時間テレビ」(日本テレビ系)内で放送された「嵐にしやがれ」の対戦企画で、嵐の大野智がジェントルな対応を見せて男を上げた。
番組では目玉企画として「どんな手を使ってでも超一流に勝ちたい」と題し、様々な種目でトップアスリートたちと嵐のメンバーが対戦。その中で大野は「水中息止め」対決にエントリー。ロンドン五輪男子200m平泳ぎ銅メダリスト・立石諒選手、リオ五輪女子200m金メダリスト・金藤理絵選手、現役の海女さん、昨年同対決で優勝しているNEWSの増田貴久といったツワノモたちと激突したのだが、なんと大野は予想を遥かに超える大健闘を見せ、最後には金藤選手との一騎打ちに。
しかし番組側が誤って、勝敗が決する前に終了のゴングを鳴らすという凡ミスが発生。大野はこのミスゴングに反応して水中から顔を上げたように見えたため、スタジオは不穏な空気に。金藤選手もゴングに反応したものの、水中から顔を上げるのは大野のほうが早かったため、金藤選手の勝利という幕切れに。なんとも締まらない結末となった。
ただ、そんな中で大野は「俺、何も分からないけど」と、ゴングを聞いて顔を上げたのではなく、限界が来たと素直に説明。その後も「え、何が?」「もう…なんか上げた」と、いつものとぼけた調子でコメントし、企画は金藤選手の優勝ということで丸く収まった。
そのためか、視聴者から「大野くん、大人だな~」「空気読める男はカッコいい」「これなら金藤選手の顔も立つね」など、潔く負けを認めた大野を称賛するコメントがネット上に連打された。
「顔を上げる前の大野は苦しそうな素振りを見せていなかったので、確かにもう少しいけたように見えました。大野が顔を上げた時にはスタジオがザワついており、大野が瞬時にその空気を感じ取ったとみて間違いないのでは」(エンタメ誌ライター)
金藤選手は同企画に出演する予定はなく、急きょ出演が決まったとも紹介されていただけに、そのあたりの事情も考えて大野が気を遣ったのか。だとすれば、かなりの男前と言えるだろう。
(田村元希)