9月30日に公開される「亜人」は、桜井画門氏の人気コミックを佐藤健と綾野剛の共演で映画化した作品で、決して死なない“亜人”となった2人が人間を守る側と滅ぼす側に分かれて超絶バトルを繰り広げるアクション・エンタテインメント。「踊る大捜査線」シリーズで知られる本広克行氏が監督を務め、大ヒットした原作の世界観を受け継ぎながら、本広作品ファンも楽しめるポイントを入れているのが特徴である。
中でも、綾野剛演じる佐藤が亜人の超人的な力を見せつけるために1人で特殊部隊SATを全滅させる場面には、「踊る」ファン垂涎の仕掛けが用意されている。ここでSATの隊長を演じているのが「踊る」でおなじみの高杉亘なのだ。
「高杉は『踊る』シリーズの97年に放送された『歳末特別警戒スペシャル』からSAT中隊長・草壁中を演じ、以降もシリーズの劇場版2作品、スピンオフ映画『交渉人 真下正義』でも同役で登場した、本広ファンにはおなじみの“SAT役者”。シリーズ以外でも本広監督の『スペーストラベラーズ』にSAT隊長役で出演しています。シリーズの草壁は『深夜も踊る大捜査線THE FINAL』で北海道に転勤し、SATの隊長を引退すると語られていたので、もう彼のSAT姿を見られないと思っていたファンには望外の朗報でしょう」(映画ライター)
その雄姿を再び見られるだけでも、本広ファンには見逃せない作品といえるだろう。