9月12日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で中学校の部活動が取り上げられた。静岡市の教育委員会が部活動の上限を週4日に定めるという案を提出したという東京新聞の記事を中心に、司会のふかわりょう、北斗晶が議論を交わしている。
2人の息子を育て上げた北斗は、上限を設けることについて良いとも悪いとも言えないが矛盾を感じるとしたうえで、「(部活を)やるんだったら頑張ってほしい。頑張らないといけないのに少なくしたり甘やかすのはいいこととは思えない」と語った。これに対して中学生の子供を持つ母親から批判の声が上がっているようだ。例えば、吹奏楽部に所属する娘を持つ母親はこう怒りを露わにする。
「中学校の部活は顧問の先生が大きな力を持っています。先生が練習をやると言ったら、生徒は従うしかありません。週7日、朝から晩まで練習することも珍しくない。中学生の本分は勉強ですから、部活の時間を減らしてほしいという声も出ています。ですが、それを顧問の先生に言うと発表会で脇役にされるため黙っているしかありません。静岡県が提案したように活動日に上限があればいいのにと正直思いますよ。北斗晶さんの言う『甘やかす』なんて見当違いもいいところです」
中学校の先生も北斗の意見には反対だ。
「部活動日の上限設定は、教員の働き方ともかかわっています。クラブの顧問になると放課後や休日まで部活動に取られてしまい、本来の教育、指導に注ぐ時間がなくなってしまう。またプライベートの時間もまったくなくなり、教師は疲弊してします。北斗さんは影響力のある方ですから、少なくとも現場の声を聞いてから言ってほしかったですね」
この他にもSNSなどには怒りの声が続々と上がっている。せめて今回の反響が部活動について話すきっかけになってくれればと願うばかりだ。