9月13日深夜に放送された「いつかボクらもご意見番 コメンテーター予備校」(日本テレビ系)に、人気お笑いタレントのブルゾンちえみがゲスト出演。コメンテーターに初挑戦した。
同番組は社会で起こるさまざまな事象に対し、出演者がどのようにコメントするかを評するもの。ひよっこ芸能人たちが、ワイドショーに出演したとき、あるいは何かやらかしたときに囲み会見等でどう答えればいいのかを学ぶという趣旨だ。それを一般視聴者の20人がジャッジして、70ポイント以上なら合格になる。
「5股交際が発覚した際の釈明」というお題に対しブルゾンは、「同時に5人の男性と交際していたというのは事実です」と認めたうえで、「元カレ!聞いてる?」「私以外に地球上に女が何人いるか知ってる?」と持ちネタに持ち込み、「35億!」とオチをつけて見せた。MCの博多大吉、フリーアナウンサーの田中みな実ら共演者は爆笑だ。ところが意外にも視聴者の採点は低く58ポイント。
また、「LINEでの退職願提出はアリかナシか?」というお題には「後々の自分のためにLINEはやめとくべき」と断言。その理由として「芸人になる前に所属していた劇団を辞めるときにメールで送った」ことを明かし、「今でも後ろめたく思ってモヤモヤしているので、それが残るぐらいだったら辞めるときにスッキリさせるべき」と、自らの経験を踏まえて言葉にした。このコメントは大いに評価され、84ポイントを獲得。
番組を視聴していた芸能記者は、「ブルゾンの何事も学ぼうという姿勢が垣間見えた」と称賛する。
「ブルゾンは、芸人としてあっという間にブレイクした感がありますが、じつは下積みも経験している。大学中退して劇団に所属したり、歌手を目指して音楽専門学校に通ったり、英検を取ったりと勉強家でもある。この番組の中でも、大吉にフリップの出し方のタイミングで教えを請う姿勢を見せていました。日々の努力がわかりますね」
ブルゾンが「一発屋ではない」と言われるゆえんは、こんなところにあるのかもしれない。