テレビプロデューサーのデーブ・スペクターが、9月14日に更新したTwitterで強烈な皮肉を放ち、絶賛されている。その内容は、
「アメリカでやったハリケーンのための寄付集め特番に音楽や映画スターが勢揃いですべてノーギャラとノーCM。『24時間テレビ』のスタッフは見ないようにしているでしょうね、きっと」
この“寄付集め特番”とは、現地時間9月12日に開催された「Hand in Hand」。アメリカ・テキサス州のヒューストンを襲った大型ハリケーン「ハービー」による壊滅的な洪水被害を受けた、被災者のためのチャリティーコンサートだ。
参加したのは、スティーヴィー・ワンダー、ビヨンセ、ジャスティン・ビーバーら大物アーティストやジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、トム・ハンクスらハリウッドスターと錚々たる顔ぶれ。結果、1,500万ドル(約16億円)を超える寄付金が集まった。この収益は被災地の復興や被災者への生活支援に全額寄付されるという。参加したスターたちは、もちろんノーギャラでCMの絡みもない純粋なチャリティー番組だった。
芸能ジャーナリストは「デーブも日本テレビの番組に出演しているのに勇気ある発言」と拍手を送る。
「以前、日本の大物俳優から聞いた話ですが、あるチャリティーに手弁当で参加したら、スタッフが揃いのTシャツを着ていた。その制作費はどこから出ているのか聞くとうやむやな返事。その俳優は『二度と嘘っぱちのチャリティーには行かない』と怒っていました。デーブは、チャリティーの名のもとで“商売化”した『24時間テレビ』をやんわりと皮肉った。ギャラが支払われていることに疑問を感じていたんでしょうね」
デーブのTwitterには「日本のチャリティはカネ儲けの道具」「日本はボランティアの無償活動により企業やTV局、芸能人が莫大な利益を得ている」など、賛同のコメントが多々寄せられている。