「肝機能異常」は男性だけでなく、いまや女性も増加傾向にあるようです。日本人間ドック学会の調べによると、男性の5人に2人、女性だと5人に1人が肝臓に異常を抱え、人間ドックで指摘される受診者は30年前に比べて約3倍になっているのだとか。肝臓が悪いというと、酒呑みの男性がイメージされますが、なぜ女性にも多いのか。その原因と対策とは──。
◆スイーツ好きもリスク要因のひとつ!女性が肝機能異常になるワケとは
アルコールが肝機能異常のリスクになることは周知の事実。でも、それ以外に、女性に多くみられる“スイーツは別腹”の食習慣がリスクになることもあるようです。
スイーツに限らず、お菓子や果物を好んで食べている女性は多いですよね。スイーツやお菓子類には砂糖と油が多く使われ、果物は果糖が多く含まれています。実は、こうした糖質・脂質は肝臓で代謝されるため、多く摂取すればするほど肝臓の負担が大きくなるのです。一般的にお酒をたくさん飲むイメージのない女性に肝機能異常が増えているのも、パンケーキやパフェ、マカロン、チョコレートといった最近のスイーツ人気が背景にあるのかもしれませんね。なので、あまりお酒を飲まないという人でも肝臓への注意は必要です。
肝機能異常は高血糖、脂質異常、脂肪肝などを引き起こすことがありますが、肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれるように、ほとんど自覚症状がありません。肝臓の状態は「γ-GTP」や「ALT」の数値でチェックすることができます。主婦の方などでここ数年健康診断を受けていない場合は、「まさか私が!」と油断せず、肝臓の状態にも気を配りたいものです。
肝機能異常の原因は、他にもストレスや睡眠不足などがあります。仕事や家庭・育児などで忙しい30代40代の女性にとっては、肝機能異常のリスクはいつ起きても不思議ではありません。しかし、それを見過ごして放置してしまうと、肝機能はますます悪化。肝臓のデトックス作用が機能せず、女性にとって必要な内側のケア作用が低下してしまう恐れがあります。そうなると、女性にとっては由々しき事態。早めの予防・対策が望まれます。
◆ブロッコリーの新芽がいい!? 肝臓ケアのための食スタイル
肝機能異常のリスクを減らすには、どうケアしたらいいでしょうか? 原因となる食習慣の見直しはもちろんですが、実は手軽に肝臓ケアができると注目されている成分があるのです。その成分の一つが、スルフォラファンです。
近年、モデルやハリウッドスターら海外セレブにも注目されているスルフォラファンは、ブロッコリーの新芽である「ブロッコリースプラウト」に多く含まれています。カイワレのようにひょろひょろしていて、サラダはもちろん、お肉などの付け合わせに相性がいいようですよ。
◆手軽なサプリも!スルフォラファンが、女性の肝臓をサポート
さて、このスルフォラファン。カゴメの研究によると、スルフォラファンを継続摂取することで、肝機能異常のサインを知らせる「γ-GTP」や「ALT」の平均値が改善されることが確認されました。そんなスルフォラファンの摂取量の目安は1日30mg(※)。これは、ブロッコリーで約1株分、ブロッコリースプラウトでは商品1.5パック分に相当するとのこと。毎日の食生活で摂取するのはハードルが高いですよね。
※スルフォラファングルコシノレートとして
前述した食べ方に加え、流行のスムージーや納豆などに和えてもいいですし、ブロッコリーと併用するなど、アレンジメニューは豊富に考えられるブロッコリースプラウト。でも、さすがに毎日食べ続けるのは大変ですし、十分な量を摂取するのは難しいかもしれません。効率的な摂取のためには、サラダやおひたしにしたり、緑黄色野菜とミックスしてスムージーにしたり、サプリメントを活用したりといった工夫をすることが重要ですね。
肝臓は内側のケアのみならず、命にもかかわる大切な臓器です。いつまでも若々しく元気に生活を楽しむためにも、スルフォラファンを食習慣に取り入れたいですね。
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