最近、仕事帰りや週末のお一人さま銭湯が人気だとか。ツイッターのハッシュタグ「#銭湯女子」では、銭湯の情報や入浴報告、それぞれの銭湯ライフまでもが投稿されているようですね。そんな銭湯、実は10月10日が「銭湯の日」って知っていましたか? 東京都公衆浴場業衛生同業組合が1996年に制定し、毎年、銭湯の日には東京都内でさまざまな銭湯イベントも開かれているんですよ。
◆銭湯の日の10月10日~15日までの期間限定で「至福のひととき湯」がオープン
そのうちのひとつ、東京都杉並区高円寺の「小杉湯」に期間限定でオープンした「至福のひととき湯」にお邪魔してきました! この湯は、江戸時代の湯屋文化を継承する銭湯で、家族・友人・地域の人々がつくってきた「かけがえのないひととき」や「大切な時間」を大切にしたい、という想いから生まれたそうで、目玉はイベント・コンセプトを表現した銭湯絵。
これは、現在放映中のCMにも登場する銭湯絵師、田中みずきさんによるオリジナルの銭湯絵で、銭湯の定番である富士山を背景に、至福の表情を浮かべる女性が描かれたもの。家庭の風呂では味わえないダイナミックな銭湯絵は、まさに“至福”。この絵を見るだけでも行く価値はありです! この銭湯絵は、イベント終了後の11月9日まで楽しめるそうですよ。
◆女性にうれしい3種類の「至福の湯」
最近の銭湯は、お湯にも趣向を凝らしています。「至福のひととき湯」では、りんご、梨、レモン、スダチなどのお風呂に合う果実をミックスした「至福の果実湯」、ラベンダーの香りが広がる「至福のラベンダー湯」、小杉湯の定番ミルク湯に色とりどりのバラをアレンジした「至福のミルク湯」の3種類のお湯が楽しめますよ。
◆ユニークな銭湯ポスターを湯船から鑑賞!
同時開催されているのが、湯船の中から鑑賞できる銭湯のポスター展示。広告のプロたちによるユニークなポスターが浴室中に貼られているから、ついつい長湯しちゃいそう。人気投票を行っているそうなので、これは!という作品に投票してみては? こちらは10月18日までの展示だそうです。
◆ニッポンが育んできた伝統文化をぜひ体験してみて
会場となる「小杉湯」は、これぞ銭湯!といった趣きの伝統的な造り。松竹錠といわれる木札の鍵が付いた下駄箱がいい感じです。脱衣所には大きな鏡にドライヤーもあるので、女性は安心ですね。
銭湯女子も、銭湯未経験の人も楽しめる「至福のひととき湯」。お一人さまもよし、友人や家族と行くもよし。地域のコミュニティとして発展した銭湯で、「かけがえのないひととき」を過ごし、「大切な時間」をつくってみてはいかがでしょうか。
■INFORMATION
「ひとのときを、想う。 ~至福のひととき湯~」 開催概要
日時:2017年10月10日(火)~10月15日(日) 15時30分~深夜1時45分
(※10月12日は定休日)
場所:小杉湯(東京都杉並区高円寺北3-32-2)
入湯料:大人460円 中人180円(小学生) 小人80円(幼児)
※混雑時は、店頭にお並びいただきます。