腸内環境を整えると、美肌やダイエットなどの効果があることは広く知られています。そのため、ヨーグルトにアサイーやキヌアなどのスーパーフードを入れて食べたり、ヨーグルトを温めて食べたりと、善玉菌を増やすために、いろんな工夫をしていますよね。
でも、特別に腸にいい食べ物を摂取しなくても、日本人なら、毎日の食事で腸にいいものがたくさんあるようなんです。
それは、「和食」です。医師の日比野佐和子さんの著書「忙しくても15kgやせて二度と太らない美習慣」(主婦の友社刊)によると、腸内環境を整えてダイエット効果を得るには、食物繊維の中でも「水溶性食物繊維」を摂ることが必要だそうです。なぜなら、水溶性食物繊維は水に溶けるとゲル状になり、そのゲルの粘性が不要なものを吸着してくれるからなんだとか。この水溶性食物繊維が、典型的な和食のわかめ、海藻類、納豆などに多く含まれているそうなんです。
他にも、「日本の伝統的な発酵食品」である、ぬか漬けやしば漬けも整腸効果があるのだそうです。一時、芸能人の中でも、自宅にぬか床を持つのがブームになりましたね。
タレントの川村ひかるさんも、ぬか漬け上手な女性芸能人の一人。昆布のうまみをぬか漬けに移すために、ぬか床の上に出汁をとった後の昆布をのせているそうですよ。
ダイエットに励むなら、パンやパスタなどの洋食好きな人でも、和食を見直して、腸内環境を整えるのがよさそうですね。