ジャニーズソング、略してジャニソン。実は有名なクリエイターが別名義で制作に関わっていることが少なくない。だが、あまり知られていないのが現状。というわけで、ジャニーズタレントに曲や歌詞を提供したあっと驚く著名人の例を紹介しよう。
古くは80年代、近藤真彦がスーパーアイドルだった頃、大ヒットソングの「ギンギラギンにさりげなく」や「愚か者」を作詞したのは作家の伊集院静氏だ。名義は伊達歩。
人気放送作家の鈴木おさむは、SMAPがブレイクする前からのブレーン。その縁もあって2000年には、「ジャラジャラJAPAN~for the Japanese~」という曲を作詞。以降も稲垣吾郎のソロ曲「時間よ止まれ」、N・マッピーこと中居正広との共作で「FIVE RESPECT」「SMAPのポジティブダンス」などの作詞も手がけている。
「全員が楽器演奏もする関ジャニ∞は今年、アルバム『ジャム』をリリースしました。リードソングである『今』は、星野源が“ニセ明”の名義で書き下ろしています」(エンタメ誌ライター)
SMAPの37枚目のシングル「BANG!BANG!バカンス!」の作詞を担当したのは人気脚本家の宮藤官九郎。「当たり前だよ 前田さ~ん」という往年の名フレーズを歌詞に入れる遊び心を見せている。
アイドルの歌とバカにされがちだが、実はアーティスト性も高いジャニソン。次に詞を書くのはお笑い芸人か、それとも人気作家か?
(北村ともこ)