タレントの坂上忍が二度の離婚歴を持つ「バツ2」をアホ呼ばわりした。司会を務める「バイキング」(フジテレビ系)の10月19日放送回にて、二度目の離婚を発表した俳優のいしだ壱成について特集した際に、坂上が「バツ2はアホだと思ってる」と批判したものだ。
これにはスタジオ出演者からも異論が出たほか、ネット上では「ありえない発言」「自分はバツ1だからアホじゃないってことか?」など、坂上へのバッシングが噴出。なかには「BPOにクレームを付けてもいいレベル」との声もあがっているようだ。女性誌ライターが語る。
「16年の統計では約72万件の婚姻のうち、夫婦のいずれかが再婚だったケースは18万件弱で、24%にも及びます。一方で結婚相談所などの調べによると“バツ1”の離婚率は約50%。つまり単純計算すると昨年結婚した夫婦のうち9万組は、バツ2を生み出すことになります。これが毎年のように積み重ねられ、世の中には“バツ2以上”が数十万人もいるのですから、坂上はその数十万人を公共の電波を使って『アホ呼ばわり』したも同然。これはもはや差別と言えるレベルであり、坂上の『バツ2はアホ』発言がBPOに問題視されてもおかしくありません」
当の坂上は、01年に結婚した元CAとわずか2年で離婚した“バツ1”。「だから僕は(二度目の結婚に)いかないわけですよ」と持論を口にしていたが、それが“バツ2”を批判する理由には、もちろんならない。
「坂上は自分でも認める過度の潔癖症で、他人と一緒に暮らす生活には向いていないのでしょう。坂上が再婚に背を向けるのは一向にかまいませんが、その考えを他の離婚経験者に押し付けるのはあまりに独りよがりではないでしょうか。世の中にはバツ2になっても幸せに暮らしている人は大勢います」(前出・女性誌ライター)
坂上は、自分がうっかり再婚したらバツ2になること濃厚だと自覚しているのかもしれない。
(白根麻子)