あまり意識することはないかもしれませんが、実は舌と健康には密接な関係があるようなんです。舌の専門医は、舌で健康状態、病気リスクなどが分かるといいます。そこで、舌の状態で分かることをピックアップしてみましょう。
まず、舌のふちに歯型が付くような場合はむくみがある証拠だ、というのは歯学博士の中城基雄さん。むくみは水分や塩分の取り過ぎというだけではなく、内臓機能が正常ではない可能性があるため、注意が必要だといいます。
また、東洋医学の専門家である中根一さんの著書「寝てもとれない疲れをとる本」(文響社刊)によると、舌で胃腸の健康が分かるといいます。例えば、舌の色がマグロのトロのように薄ピンク色の場合や、先がきれいにとがっている状態は、胃腸が健康である証拠なんだとか。一方で胃腸に負担がかかっている舌は、血の気がなく白っぽい色で、ぽってりと分厚く先がとがっていない舌なのだそうですよ。
他にも、舌に赤みが目立つなら、食べ過ぎを示しているといわれています。舌は美味しく食事をいただくためには、とても大事な部位でもあります。日頃からあまり見る機会はないですが、健康のためにチェックしておくのもいいかもしれませんね。