今月の25日にニューアルバム「Black&White」をリリースしたばかりの歌手・ASKA。そんな彼が、なんと音楽配信会社を設立していたことが明らかになった。
「ASKAは23日の自身のブログで、新たに会社を設立したことを発表しました。社名は『Weare(ウィアー)』。ブログには『この会社は、配信事業によって利益を上げ、成長を遂げて行く会社ではありません』『利益よりも音楽業界、アーティストのための配信会社』と、ASKA本人がコメントしています」(スポーツ紙記者)
さらにASKAは、楽曲ごとの還元率が世界初の70%であること、音楽配信の主流となる高音質の「ハイレゾ音源」(より情報量が多く原音に近い音質)を安価で提供するために同社を設立したことを明かし、すでに配信を希望するアーティストが数多く手を上げているという。
ASKAは14年に法律違反の薬物使用で逮捕され、昨年11月にも同様の罪で逮捕されており、現在は執行猶予中。その状況下で新しい会社を立ち上げたことについて、音楽雑誌記者はこう推測する。
「1度の逮捕ならまだしも、2度の逮捕は彼の歌手生活にとって大打撃。今後大手レコード会社と契約することは難しいでしょう。しかもCDは先細りの一途ですし、いまや音楽の主流はデジタル配信。個人でも音楽を発信できる時代ですから、ASKAはそこに活路を見出し、音楽業界のメインストリームに返り咲こうとしているのではないか」
ちなみに、25日の朝日新聞朝刊には、「Black&White」の発売広告が1ページ全面で掲載された。朝日新聞のホームページによると、全国版の1ページ広告料は約4000万円! ASKAは自身のブログで「この広告掲載におきましては、様々な方々のご支援を受け、ここにたどり着くことができました」とコメントしている。
音楽配信会社を立ち上げ、新たなスタートを切ったASKA。支援者の期待を裏切らないためにも、二度と薬物には手を染めて欲しくない。
(窪田史郎)