10月23日にスタートした月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(フジテレビ系)に、子育てママたちから批判の声が寄せられているようだ。それも主役の篠原涼子が演じる主婦に対して「我が子を危険にさらすのか!」との声があがっているという。子育て中の女性誌ライターが指摘する。
「第一話が始まってすぐ、篠原が自転車で保育園に息子を送っていくシーンで、その息子がヘルメットを着用していないんですよ! ただでさえ急な坂道を電動アシストのない自転車でひいこら登っていくというシーンなのに、これで彼女が転倒したら物語としてだけではなく、子役の鳥越壮真くんが頭に大怪我を負う可能性すらある。ともかく子を持つ親としては危なっかしくて観てられなかったですね」
篠原だけではなく、ママ友役の石田ゆり子も子供にヘルメットを着用させていない。我が子の安全管理ができない親が市議になろうとする時点で、すでに物語として破綻しているのではないだろうか。
「制作側の態度も大問題です。道路交通法では児童のヘルメット着用は『努力義務』に留まっているものの、大概の保育園で『ヘルメットをかぶりましょう』と指導されています。それなのに、大勢の視聴者が目にするドラマで堂々と努力義務を怠っている。実際にそのシーンを冷や冷やしながら観ているママも少なくないのですから、早急に改善すべきでしょう」(同・女性誌ライター)
作中で市議選に出馬した篠原のキャッチコピーは「幸せになろうね!」だった。その幸せの中には、子供の安全も含まれているはずだ。
(白根麻子)