11月3日から公開される映画「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」に主演する嵐・二宮和也。この作品では、幻のフルコース・メニューの再現に挑む天才料理人の役を演じているが、実際に彼の“天才の舌”が明らかになる出来事が起きている。
「23日に、都内の帝国ホテルで映画の再現レシピ披露会が行われました。ここで二宮が総料理長の田中健一郎氏を驚かせる食レポを披露したのです」(イベント関係者)
イベントには、共演者する西島秀俊、宮崎あおいも出席。その席で、約100年前に帝国ホテルの初代料理長・吉川兼吉氏が考案したレシピのうち2品が再現されてふるまわれたのだが、二宮はまず和牛舌の煮込みを実食し「不味いわけがない。自分たちがわかる味が、はるか昔にあったことが驚きですね」と述べた。
総料理長を驚かせたのは、二品目のデザート・シャルロットを食べた時のことだ。「本当に美味しい。もっと重く感じるかと思ったら、爽やかで軽い」と表現すると、田中氏は「本当にすごい。その通りなんです」と仰天。「実は100年前のレシピ通りに作ると、クリームも砂糖も多く甘過ぎてしまうため、分量を少なくしました」と真相を明かし、二宮の敏感な味覚に文字通り舌を巻いたのだ。
「もともと二宮は超偏食で知られています。彼の食レポのゆるさはファンの間では有名。9月に放送された『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)では、角煮定食を試食するシーンで『もう美味しいよ』『うん、うまい…』と黙々と食べ呟くばかり。これには櫻井翔もたまらず、『テレビなんだけど!』とツッコミを入れていました」(芸能ライター)
食レポを不得意とする二宮が「ラストレシピ」の主役に抜擢されること自体驚きなのだが、この映画の撮影によって“天才の舌”が磨かれたのかもしれない。
さらに、本映画がきっかけで、面白い現象も起きている。
「公開に先駆けて、二宮の特集を組んだ映画雑誌や週刊誌が数多く発売されています。宣伝でメディア出演することはよくありますが、今回の二宮の場合、ファン情報によると、10月に発売された雑誌で二宮が表紙を飾ったものが『TVガイド』や『キネマ旬報』など17誌に及ぶとか。まさに書店の雑誌棚をジャックする状況で、“二宮雑誌祭り”と称して買いあさるファンもいるようです」(女性誌記者)
ネット上にも「雑誌祭りいつまで続くの!もうお財布が…!!!」「毎日のようにニノの雑誌が出るから全然把握できないんだけど!」と嬉しい悲鳴が上がっている。公開が楽しみだ。
(窪田史郎)