大みそか恒例「NHK紅白歌合戦」の出場歌手46組が11月16日、NHKで発表された。白組はデビュー10周年のHey!Say!JUMP、20周年の三浦大知、30年目のエレファントカシマシをはじめ、竹原ピストル、トータス松本、WANIMA、紅組は丘みどり、SHISHAMO、TWICE、Little Glee Monsterの計10組が初出場となる。
このほか映画の主題歌がヒットした倉木麻衣が12年ぶり、朝ドラ「わろてんか」の主題歌を歌う松たか子は18年ぶりの出場となった。
この発表にSNSでは、安室奈美恵の名前がなかったことに落胆するコメントとともに、「紅白出場歌手、半分ぐらいわかんないぞ」「あんまりパッとしないというか目玉がない感じ」「TWICEって誰?と思ったら先月日本デビューだって?」「演歌勢少なすぎない…細川たかしの名前がないんだけど」と、ピンと来ないと感じる人が少なくないようだ。
ただ、芸能ジャーナリストは「今回の選考には、ある傾向がある」という。聞かせてもらおう。
「丘みどりは、小学生のころから、数々の民謡コンクールで優勝した実力者。『NHK歌謡コンサート』や『うたコン』『新・BS日本のうた』などに多数出演していて、NHKへの貢献度は抜群です。WANIMAは“誰?”と思う方も多いと思いますが、キッコーマンやリクルートなど大手企業のCMに楽曲を提供しているので、曲自体の知名度は高いですね。また、TWICEは、日本、韓国、米国、台湾出身者9名のユニット。10月に発売したシングルは23万枚以上売れています。Little Glee Monsterは、5人組の女性ボーカルグループで、『グレーテルのかまど』(NHK)や『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)などのエンディングテーマやCMなどへの楽曲提供が多いことで知られています。つまり、歌手の姿は見たことがなくても、曲は耳に残っているというアーティストが選ばれているようですね」
桑田佳祐、安室奈美恵のサプライズ出演など、今後“ウルトラC”の発表があるかどうかにも期待したい。