11月15日に放送された水谷豊主演の人気ドラマ「相棒 season16」(テレビ朝日系)の第5話が前回の16.4%から14.6%に急落した。テレビ離れの昨今、この数字でも十分高視聴率と思えるのだが、第5話には鑑識課から警察学校教官の職務に異動した米沢守(六角精児)が出演していた。
プレseasonの第2話からseason14の最終話までレギュラーだった米沢は、鋭い鑑識眼で主人公・杉下右京(水谷)をサポートする“影の相棒”とまで言われた存在。米沢を中心としたスピンオフまである人気キャラだ。season15の第13話と14話に登場すると、視聴者からは歓喜の声が上がり、第12話の13.3%から14.6%と視聴率はポイントアップしていた。ところが今回は、
「第5話の予告スポットで、杉下と米沢の絡みシーンが繰り返し流されていました。それなのに、前話から視聴率が下がってしまった」(テレビ誌ライター)
その原因は何なのか? テレビ誌のライターが続ける。
「事件現場が警察学校で、米沢も現場に出てきて杉下と再会。そこで『昔のようだ』と杉下が言うのですが、それ以上の絡みはほとんどありませんでした。このシーンをスポットで観て期待していた視聴者にとっては“米沢の無駄遣い”と残念な思いが残ったようです」
“大いなるマンネリ化”と揶揄されるようになった同ドラマ。以前の人気キャラを投入しても、歯止めにはならなかったようだ。