11月21日に放送された井上真央主演ドラマ「明日の約束」(フジテレビ系)の第6話が、打ち切り水準の目安となる平均視聴率5%を切り4.6%にまで落ち込んだ。
前日20日に放送されたフジテレビ月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」は6.9%。この数字は、主演の篠原涼子にとって最低視聴率になるのだが、続いて井上も自身のワースト記録を更新してしまった。
だが、この不名誉な数字を同局で叩き出してしまったのは、この2人だけではない。2016年に放送された福山雅治主演の「ラヴソング」は最低視聴率6.8%を記録。松嶋菜々子主演の「営業部長 吉良奈津子」は5.2%、天海祐希主演「Chef~三ツ星の給食~」も4.9%と、いずれもヒットメーカーらしからぬ大爆死だったのだ。
業界では「フジのドラマに出ると黒歴史になる」とまで囁かれていると芸能ジャーナリストは言う。
「かつて『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で、最高視聴率40%の驚異的な数字を叩き出した松嶋ですが、今年放送のフジテレビの2夜連続ドラマ『女の勲章』では7.15%でした。けれども天海は、今年4月期の主演ドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系)で全話視聴率13.9%と結果を出せている。結局、フジテレビのドラマ制作現場に問題があるとしか考えられません。来年1月からの月9は、新進女優・芳根京子を主演に『海月姫』を予定していますが、伸び盛りの芳根の黒歴史にならなければいいのですが……」
1980年後半から「教師びんびん物語」「君の瞳に恋してる!」「101回目のプロポーズ」「ひとつ屋根の下」「GTO」「古畑任三郎」「HERO」など数々のヒット作を生み出したフジテレビだが、ドラマの作り方を忘れてしまったのだろうか。