毎年恒例の「女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング」(ORICON STYLE調べ)も今年で11回目を迎え、その結果が11月21日に発表された。栄えあるグランプリには新垣結衣が07年の第1回以来、10年ぶりに返り咲き。ドラマや映画での活躍が目立ったことで、女性からの支持を得たようだ。
2位には北川景子と石原さとみがランクインし、上位3名は3年連続で同じ顔ぶれとなった。そして今回、第1回から8年連続で選出されるも、ここ2年は選外に漏れていた美女が復活を果たしたという。女性誌のライターが指摘する。
「6位に入った柴咲コウです。08年の第2回ではグランプリに輝くなど芸能界を代表する美女ですが、最近は若者向けのドラマや映画から離れていたこともあってか、ランク外に甘んじていました。それが今年は大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)に主演しており、メディアへの出演が激増。多くの女性ファンがあらためて、柴咲の美しさを思い出したのかもしれません」
ただ大河ドラマは中高年の視聴者が多く、女性ファン受けする番組ではない。その主演でどれだけアピールできたのか疑問に感じる向きもありそうだが、実は意外な効果を生んでいたという。
「世代別のトップ5を見ると、柴咲がランクインしているのは唯一『10代回答』の4位のみ。つまり若者たちからの支持が高かったのです。中高生は日曜8時に家族と一緒にテレビを観ていることが多く、自然と大河ドラマでの柴咲を目にすることから、『柴咲さんって美人なんだなあ』と実感したのではないでしょうか」(前出・女性誌ライター)
大河ドラマでは現代風のメイクを施すわけにもいかず、柴咲はすっぴんっぽい薄めのメイクで登場。それゆえ生来の美しさが際立って見えたのかもしれない。
(白根麻子)