30~40代のうちは、「50代になると一気に疲れやすくなり、元気がなくなるのでは?」とイメージしている人は多いのではないでしょうか。でも、実際はそれほど変化はなく、むしろ前よりアクティブで楽しいと、女優の小泉今日子さんがテレビ番組で語っていたことがあります。50代になると、体はどう変化するのでしょうか。
整形外科医の紺野慎一さんの著書「あなたの腰痛が治りにくい本当の理由」(すばる舎刊)によると、女性は60代半ばくらい、早い人で50代の閉経後にエストロゲンが減り、一気に骨が薄くなって骨がつぶれてくることがあるのだそう。これは、エストロゲンが減ると、骨吸収が進むからなんだとか。そして、70代になって骨粗しょう症につながるといいます。そうなると、歩くことも難しくなってしまいます。いまは精神的に元気でも、加齢とともに骨が変化するということは覚えておきたいものです。
骨を増やすためには、良質のたんぱく質にビタミンD、カルシウムが必要になるのだそう。ビタミンDはしいたけに多く含まれており、サプリメントや日光浴で増やせるといいます。
近年は役者のみならずプロデュース業でも活躍、大人の交際も噂され、50代にはとても見えないほどアクティブな小泉さん。「これからの人生に、もう一イベントが欲しい」という小泉さんを見習って、私たちもアクティブ・シニアを目指したいものです。そのためにも、骨の健康に留意し、ぜひ早期から意識して必要な栄養を摂っておきたいものですね。