タレントのマツコ・デラックスが4日、バラエティ番組「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演。1日から発売されたファミリマートの新作弁当「忖度御膳」(798円・税込み)に苦言を呈した。
ファミマでは、今年の流行語にもなった「忖度」と、アニメ「けものフレンズ」、どちらのグッズを商品化して欲しいかというアンケートを実施。その結果、けものフレンズが2万8528票、忖度が2倍以上の6万1239票を集めて忖度が圧勝。というわけで忖度御膳が誕生したのだが、その中身は「腹黒い」の「黒」を取った高級魚のノドグロや、「ごますり」のごまあえなど、政治の世界を連想させる食材を盛り込んで、とても豪華だ。
番組では、忖度御膳の人気が「大コケスタート」と報じた5日付の「東京スポーツ」の記事を紹介。これに意見を求められたマツコは「SNSを使ってアンケートを取ってしまう一番悪しき例よね」「(忖度と)答えてくれた人が全員買う保証はないじゃない」と持論を展開。続けて、「オタクを舐めすぎ。けものフレンズにしていたら即完売よ。あの人たち、えらいもん。ちょっとパッケージに(キャラクラーが)ついているだけで絶対買うわけよ」と、けものフレンズにしていたらヒットしたと独自のマーケティング理論を披露した。
「マツコの影響力は計り知れません。2015年に放送された『マツコの知らない』(TBS系)で、東京・神宮前のパンケーキ店をマツコが大絶賛しました。もともと人気店ではありましたが、マツコが褒めてから行列の長さは一時期2倍になったといいます」(エンタメ誌記者)
次の商品企画はアンケートを取るより、マツコに相談したほうがいいかもしれない。
(石田英明)